おすすめ情報
院長からおすすめの商品や話題、
妊産婦さんに伝えたいアドバイスを掲載します。
皆様のお役に立てて頂けましたら幸いです。
おすすめグッズ
おすすめ商品および知っておとく情報
1. ポポティー (POPO)
タンポポの根から作ったインスタント茶、うすいコーヒー風味のカフェインレス飲料です。
胃に優しく、血糖上昇抑制、利尿作用や冷え性の改善、授乳分泌刺激に効果があります。
妊娠中から産後まで通して飲まれる方が多いです。ポリフェノールも多いです。セロトニンを増やし
リラックス効果もあります。 ごぼう茶も同様おすすめです。
骨盤の歪みを矯正し妊娠中、産後の腰痛・恥骨痛などに有効です。
3. EPA/DHA ビタミンD3サプリメント・ プレバイオティクス・プロビオティクス
オメガ3脂肪酸は産後うつ病の予防や後期早産のリスク低下に役立つかもしれません。
妊娠前から体質を変えることが大切です。
プレバイオティクス(オリゴ糖 食物繊維・ラクトフェリン)プロバイオティクス(ビオスリー・ミヤBMなど)
は妊娠前妊娠早期から取り入れることで後期早産のリスクを減らす可能性があります。
ビタミンDが潜在的に不足している妊婦さんは7割近くいます。早産や不妊・月経痛との関連も?
ビタミンD不足は皮膚の老化や発癌の危険因子として注目されています。日光はある程度浴びるほうが
セロトニンを増やしメンタルヘルスや体の免疫強化などに役立ちます。(夏場15分冬場30分)
帯下のにおいが気になる細菌性膣症の再発予防に LBフローラをおすすめします。4000円
4. エクオ−ル・トコエル(大塚製薬)
エクエルは更年期を迎えるかたのため自然な大豆由来のサプリメントです。飲みやすいプチ
ホルモン剤に不安のある方へ、プラセンタ治療や漢方と併用がお勧めです。
ホルモン補充治療終了後のフォロ−にもおススメです。更年期の手指のこわばり、腫れ(ヘバーデン結節)には早期内服を推奨します。
トコエルはエクオールの姉妹品です。月経前の不快症状改善に役立つサプリです。
むくみや冷えに伴うイライラにも有効 医療機関専用です。
その他、薬局でゼリア新薬よりプレフェミンというサプリも販売されております。
5.エレビット
エレビットは葉酸を充分含んだマルチビタミンミネラル製剤です。
妊娠を迎える前からの服用をおススメします。葉酸不足は胎盤剥離の危険因子の一つです。
タバコを吸われる方は必ず禁煙後、葉酸補充を妊娠前にされてください。
てんかんの薬を内服されている場合も妊娠前から葉酸補充をされてください。
6.babyプラス
babyプラスは妊婦産後の方を対象とした日本産婦人科学会推薦のスマホ用アプリです。
妊娠中の体の変化や胎児の様子など週数ごとにわかります。情報発信も適宜おこないます。
7.ルナルナ
ルナルナは女性のためのスマホ用アプリです。基礎体温表示 ホルモン剤内服管理にも2019年9月下旬から対応になりました。 挙児希望・月経不順・低用量ピル内服中のかたにお勧めです。
データー番号の発行を来院前にしていただくと外来での情報共有ができます。
先天性風疹症候群は予防可能です!妊婦さんの場合、家庭内での感染が多いです。
昭和37-53年生まれの男性は風疹の抗体が十分ないかたがおおく積極的に検査をしてください。
クーポン券がきたかたは無料で検査ができます。4年に1回くらいで流行拡大がおきます。
9.Angchair(アンチェアー)angel chairの略だそうです 一押しです。
服をきたまま椅子にすわるだけで骨盤底筋の訓練ができます。1回20-30分
20代以降 産後3ケ月くらいから閉経後のはば広い年齢層におすすめです。
継続が大切なので手頃な価格設定にしています。1回3000円 割引回数券あり。
10.梅毒・クラミジア・淋病 性感染症が20代女性と20-50代男性で増加中です。梅毒は5年で10倍増 心配なかたは検査を積極的に受けましょう。梅毒は男女とも第2期手のひらや足のうら、全身の発疹,脱毛で診断される方が多いようです。性器の場合、ヘルペスと鑑別が難しいことがあります。感染初期ですと検査でひっかからない場合があります。梅毒はコンドームだけでは防げないことがあります。妊娠中に感染する症例も増えています。 令和5年の梅毒の年間罹患1.5万人
速報 2023年の梅毒と診断された妊婦383人 先天梅毒の児37人と過去最多(当院では妊娠中2回
梅毒を検査しております。) 10代妊婦の200人に一人が梅毒検査陽性(2024記事)
アメリカでは先天梅毒児がこの10年で10倍に、日本でも3倍近く(年間30例以上)増えているようです。女性梅毒患者の7-8%は妊娠中に指摘されています。第2期で発見される例が多いようです。
クラミジアは男女とも4%近く感染しているといわれています。性交感染率が非常に高いです。
尖圭コンジローマは何度も再発をくりかえしやすいです。 性交開始前のHPVワクチン接種で予防可能です。
淋病は女性の場合、黄色帯下の増加です。パートナーガ高率に感染しています。
11. 出産施設の集約化が予測されます。産科や小児科のない自治体が増加します。
全国的に出生数の減少が加速しています。分娩施設の偏在や集約化が今後さらに進むでしょう。
産科に限らず有床診療所は激減していきます。
12.低用量ピル内服をするかたは禁煙をしてください。ピル内服により血栓症リスクが3倍になります
喫煙をされていますと5倍以上 肥満で喫煙者が内服すると8-10倍になり心筋梗塞の発症リスク
も高まります。(海外データー) 禁煙しても1年位は血栓リスクは高いです。特に40歳以上の方。
非喫煙者でもピル服用後3ケ月は血栓症のリスクが3-5倍増加します。脳梗塞症例も経験あり。
アフターピルもふくめ通販でピルを購入された場合、薬剤副作用被害救済制度が適応されません
13令和6年4月よりスマイルスマイル・お誕生日会を4ケ月まとめて開催予定です。
お産の数が少ないため、期間をまとめて開催方針とします。参加をお待ちしております。
14,女性ホルモン補充療法はいつまで可能か
継続年限は決まってはおりませんが60歳近く 閉経後5年までは安全性が高くメリットも多い治療
です。 61歳以上でも継続されたい場合は、注意事項を守りながら、アンテエイジング療法の一つとして 自由診療での継続を提案します。少しずつ年齢に応じ減量します。禁煙を強く推奨します。
15 劇症型A群溶連菌感染症(俗称 ヒト食いバクテリア感染症)5年前の3倍近く報告が増加 死亡例増加
近年、妊産婦での感染報告も増えています。発熱、腹痛を伴うことが多く、死産、早産、胎盤剥離
胎児機能不全 産後異常出血 発熱と急速に進行するショック 死亡例などの報告があります。
16低用量ピル服用時の注意事項
低用量ピル服用後3ケ月は血栓形成のリスクが高まります。肥満や喫煙歴のある方 40歳以上の方
脱水、長期安静時などは注意が必要です。また長期内服で乳癌リスクが多少上がります。30歳以上
のかたは乳癌検診もお勧めします。また子宮頚癌も多少罹患率があがります。(hpvの自然排除
率がおちるため)定期の頚癌検診をお勧めします。性交開始前でのHPVワクチンを推奨します。
17妊婦へのRSウイルスワクチン接種(アブリスボ)妊娠後期の妊婦へ接種することにより生まれて6ケ月まで児の
重症化リスクを大幅に削減できます。入院管理・呼吸器管理が必要になることも多く、死亡例も あります。 たいへん怖い思いをしたお母さんもすくなくありません。 当院30000円税込み
小児科医師待望のワクチンです。 重症化する児の9割は低リスクの児たちです。現状で、
RSウイルス感染の重症化を予防できる唯一の手段です。 早期の補助金助成が望まれます。
院長からのアドバイス
院長よりのアドバイス (妊娠中や妊娠を考えている方へむけて)
1. 禁煙してから妊娠を、副流煙も危険です。(加熱式タバコも同様です。)
妊娠初診でお見えの方の1-2割位が喫煙されています。
妊娠を希望される前に禁煙をぜひ行ってください!いろいろなリスクがあります。
家族・仕事場の方が 喫煙される場合は分煙・禁煙に必ずご協力ください。
産後も禁煙を続けてください。間接喫煙でも乳幼児へ様々の影響をおよぼします。
妊娠前から葉酸を含むマルチヴィタミンの摂取をお勧めします。先天異常の1割に喫煙の影響が
あげられています。
2. 妊娠の初診は遅れずに。適切な時期に受診を
月経不順のある方の場合、姙娠に気付くのが遅れがちですが、避妊を特に意識していない場合、体調の不良・微熱・吐き気・胸の張りなどが続く場合は、薬局にある妊娠反応試薬で検査してみてください。月経が順調な方の場合、予定月経が1週間以上遅れる場合も妊娠反試薬検査をためしてみてください。
陽性の場合は遅れずに来院されてください。授乳中や日頃、月経不順でも妊娠することも
例として、15歳未満でおなかが大きくなってみえる方や 50歳近くの妊娠もあります。
異所性妊娠(子宮外妊娠0.5-2%)や多胎妊娠,まれに胞状奇胎の事もあり、来院が遅れると問題は多いです。
産後の方は授乳中でも月経を迎えずに産後6-7ケ月で妊娠してみえるかたがいます。未授乳のかたは産後2-3ケ月
で妊娠されるかたも 日頃月経不順のかたでは妊娠にきづくのがおくれる場合が多いです。
3. 将来の妊娠にむけ20代から生活習慣病を意識しましょう。プレコンセプションケアを意識しましょう。
妊娠前から生活習慣の問題のある方が少なくありません。
食事内容の偏り、定期的な運動の習慣のないかたが目立ちます。
30歳前後から糖尿病・高血圧予備群・肥満の妊婦さんが増えていきます。
家族の病歴をよく本人が把握しておくことが大切です。生活習慣の改善に取り組んでください。
肥満特にBMI30以上は妊娠・分娩時にさまざまな合併症をきたしやすくなります。
妊娠糖尿病は妊娠初期からの血糖測定・中期の糖負荷試験をしてはじめて診断されます。
随時血糖測定のみですとどうしても診断漏れがでてきます。1日の平均血糖140未満が理想です。
妊娠前から高血糖が続くと先天異常の発生が増加します。妊娠を考える前に高血糖予防が大切です。
高血圧家系で慢性の頭痛持ちやけいれん・意識消失既往のある方は妊娠前に脳ドック受診・血圧計を
自分用に用意されておくのをお勧めします。
近年、妊娠中や産後に脳卒中(脳出血・脳静脈血栓)をおこす事例が増加中です。血栓のリスクが妊娠後期から産後3ケ月までは避妊時の10倍以上とかなり高くなります。妊娠初期のつわりの時期も脱水で危険な時期です。 日本では妊娠高血圧とその関連病態による脳出血が死亡原因として多いです。
妊娠高血圧症候群は30代より増加します。初産、肥満・家族歴のあるかたは注意してください。
食後血糖値が高めの方は和食を中心にゆっくりよく噛んで食べる習慣を。野菜-肉・魚--ご飯類の順に間を充分あけてご飯類を 白米の代わりに大麦や 食前の水溶性食物繊維摂取・イヌリンもお勧めです。30歳までに体質改善を心がけてください。低GI食品を選ぶのも有効です。
菓子パン、麺類 お菓子、ジュース 果物のとりすぎは控えましょう。筋トレや有酸素運動もおすすめです。
日本人は欧米人に比べインスリン分泌能が低く、筋肉不足のやせ型の妊娠糖尿病が多いです。
歯周病は早産の危険性を高めるといわれていますので妊娠前・中に治療おこなってください。
夜更かしをさけ睡眠を十分に取ってください。
妊娠中や妊娠前から、子宮下垂ぎみの方が目立ちます。スマホのし過ぎや座りすぎを見直し、20代から骨盤底筋や体幹の筋肉を意識した運動と姿勢をただす習慣をつけてください。妊娠中・産後の子宮下垂も多いです。
妊産婦さんへの病気の説明や予防法その他を外来にある水色のインフォメーションファイルに収めております。ぜひご覧ください。気になる症状は気軽にお尋ねください。できる限りお答えしております。
4. 計画的な妊娠をしましょう。妊娠前から心や体の健康管理を行い・健診も受けましょう。
内科または精神科の疾病で通院されている方は主治医と妊娠に関して相談のうえ、計画的な妊娠をするように。自己判断で休薬・減薬をしないように。妊娠初期段階で糖尿病・高血圧・精神疾患を認められるかたが一定数おり、禁忌薬の投薬を続けたまま妊娠してくるかたもいます。合併症のあるかたは妊娠を考える前に必ず主治医に相談されてください。 その他、甲状腺の病気のかたも多いです。
風疹や麻疹(はしか)水痘(みずぼうそう)の免疫があるかを知り、充分な抗体(免疫)がない場合はワクチン接種を妊娠を希望する前に受けましょう。 産後入院中でも接種可能です。
パートナーも同時に検査を推奨します。
トキソプラズマ・サイトメガロウイルスについて知識をもちましょう。妊娠中の母児感染リスクを減らすことになります。 頻度は少ないですが胎児へ障害をもたらすことがあります。
先天性難聴の約1-3割はサイトメガロウイルス感染が原因とされています。遺伝性が最多。
20代から子宮内膜症や子宮筋腫、癌検診での異常などの発生が漸増します。進行すると不妊や妊娠合併症につながることがあります。定期的に産婦人科で検診を受けましょう。
子宮頚癌予防ワクチン(HPVワクチン)について大切なお知らせ
子宮頚癌は子宮の入り口にできる癌で女性の76人に一人発症し20-30代の女性の癌で上位をしめます。その原因はHPVウイルスによる持続感染が95%をしめます。性感染症のひとつです。もともとアジア圏アフリカ圏に多い傾向があります。日本では最近のデータでは年間1万人罹患し,毎日約8人 年間3千人が子宮頚癌で死亡しています。
上皮内癌まで含めますと年間3万人以上が罹患しています。
HPVワクチンは有効性が十分に実証されており、性交前の対象年齢の方に接種しますと9価ワクチンで9割近く子宮頚癌の予防が可能です。限りなく若い年齢での接種を強く推奨します。(男女ともに)2.4価では7割予防可能
HPVワクチンはHPVウイルスが子宮の入り口に感染する門戸の段階でブロックしてしまいます。
2023年4月以降に小6から高1の女子を対象に9価HPVワクチンの定期接種が始まりました。効果を最大にするためには、性交を始める前の低年齢 10-14歳での接種を強く推奨します。(中学生の性交率5%前後)
若い世代での接種のほうが高い中和抗体を永く持続できると考えられています。20-30年以上?
公費対象外の17-26歳の方も接種を推奨します。ただし性交開始後の場合予防効果は多少へります。
子宮頸癌は30-40歳で多くで妊娠出産年齢と重なります。20-30代でも前癌病変の方が多数います。
若い年代に増えている子宮頚部腺癌は検診でも見つかりにくく、ワクチンによる予防が大切です。
頚部腺癌が昔は10%程度でしたが現在25%と急増しています。hpv18型が多く、進行が速いです。
キャッチアップ接種可能の期間期限がせまっています。公費接種の最後の機会です。接種を検討されてください。
有料になると3回で9-10万かかります。
★キャッチアッフ接種が令和7年3月までに1回以上接種されたかたは、令和8年3月末まで期間延長されます。
最大限の予防効果獲得のためには性交開始前の接種.17歳未満の接種が望ましいです。性交開始3-5年で半数近く方にHPV16・18が検出されます。多くは免疫で感染細胞が破壊され自然排除されますが、一部が慢性感染となります。一度感染した型についてはワクチンでの予防効果や異形成の進行防止は期待できません。
HPV感染後、異形成から進行し5年から20年ぐらいかけて一部の方(1-3/1000人)が浸潤癌になります。
毎年20代の女性1000人が頚癌で子宮を失っています。子宮温存した場合も早産のリスクが高くなります。
近年、先進国では日本だけが20-30代の子宮頚癌死亡率が減少していません。予後不良の頚部腺癌は18型がおおいです。16/18型で子宮頸癌の6-7割を占め若年層に多いです。20-35歳の子宮頚癌による年間死亡数300人
日本では前癌病変の上皮内癌ー高度異形成(CIN3)年間2-3万 20代1000人/年 30代1万人/年 CIN全体 (軽度異形成から上皮内癌まで)年間約15万人推定 現在細胞診が正常でもHPV陽性は多数存在しています。
子宮頚癌以外に女性の外陰癌・膣癌・肛門癌・中咽頭癌にもHPVが関与しています。(癌の8%以上)
12歳までに接種したかたでは10年後の異形成の発現はみられません。
性器肛門への濃厚的な接触・オーラルセックスを介しても男女ともに感染しえます。HPV感染による女性の中咽頭癌は増加傾向 HPV陽性妊婦から児への産道感染や肺癌の症例報告もあります。
該当する年齢のお子様がいる家庭、高校生・大学生・社会人のかたもぜひ検討してください。WHOでは女性の15歳までにHPVワクチン接種9割 頚癌検診7割でのHPV撲滅(10万人に罹患者が4人以下)を目指しています。
頚癌検診も20歳以上では定期に推奨されます。 日本の検診率は4割前後です。
追)性交開始後の方もふくめ26歳までの女性は接種が推奨されています。ご本人が希望されれば45歳まで
ただし、予防効果はかなり限定的になります。
男児が公費対象でないのは残念ですが接種対象となり、大きな進歩で子宮頸癌減少へ1歩進むことでしょう。
公費/助成接種にむけて一部で動きはあります。世界の74ヶ国で、男子も定期接種が実施されています。
男性の中咽頭癌 や舌癌・肛門癌・陰茎癌もHPV感染が関係しています。予防効果の検証はこれから。
アメリカでは男性の中咽頭癌のほうが子宮頚癌の2倍以上に著増しており問題となっています。
口腔癌の7割にHPVが関与しており、男性が女性の3倍多いといわれます。
日本でもシルガード9が男性にも承認されます。
HPV6.11型でおきる性感染症の尖圭コンジローマも性交開始前の接種で予防できます。オーストラリア.イギリス・カナダでは著減が報告されています。尖圭コンジローマは治療後も再発しやすくわずらわしい性感染症の一つです。ただし2価ワクチンでは予防できません。(サーバリックス) 日本で年間6千人発症
免疫抑制剤使用・喫煙や受動喫煙はHPV感染の危険因子です。ワクチン接種とその後の癌検診も必要です。
ワクチン接種後のストレス反応は12歳以下では非常にまれです。低学年での接種を推奨されています。
重篤な副反応が特に多い印象はありません。(リンク先記事を前・中・後編までご覧ください)ノセボ効果
が多い。接種するメリットの方が副反応・頸癌罹患のデメリットよりはるかに大きいと認識されています。
産後うつ病はしばらく、うつ傾向が持続したり、再発しやすいです。あわてずに心身の回復と周りの援助可能 担当の先生の意見を参考にして次回妊娠の計画をたてましょう。 几帳面な経産婦さんや既往歴のあるかたに
多いようです。産後2-4ケ月で悪化していくかたが多いようです。
30代半ばで妊娠を予定されるかたで乳癌家族歴のあるかたは事前に乳癌検診をうけましょう。産後に見つかる乳癌は進行しやすい場合があります。乳腺密度の濃いかたはマンモ以外に超音波併用が考慮されます。
40歳前後のばあいは大腸検査もお勧めします。
当院・他院でも妊娠産後の癌発症事例あり。30歳以上で産後乳瘤が持続する場合は乳癌もうたがいましょう。
妊娠前にダイエットや運動不足 食事の不摂生がつづいた状態で妊娠されますと妊娠中や産後に骨粗しょう症
になるケースが散見されます。 産後の腰痛が続くことがおおいです。
避妊・妊娠のプランを建てましょう(経済 健康 持病の有無・体質 年齢 介護 子供の数.子宮の下垂具合・肥満度)などを考慮して妊娠出産をふくめた生涯設計をたてましょう。大切な要素です。50歳ぐらいから
子育てと親の介護がかさなるかたがみられます。
加齢に伴う卵子の老化と妊娠率低下を意識しましょう。精子も加齢の影響が出てくることが判明しています。
既往帝王切開のかたは次回妊娠まで最低1年ほどはあけ3-4回位を帝王切開の上限目安としておすすめします。回数が増えるにつれて胎盤位置異常や癒着胎盤、切迫破裂、子宮破裂などのリスクがあがります。
子宮内膜症や子宮腺筋症も進行すると周産期の異常、脳心臓血管の病気に将来罹患しやすくなります。
経腟分娩の多産では自宅での墜落産や子宮下垂、重度の弛緩出血 子宮破裂などが起きやすくなります。
30歳以降で妊娠糖尿病・妊娠高血圧を指摘された方の3人に一人は10年後糖尿病 高血圧に移行します。
5. 当院で里帰り分娩を予定されている方へのご案内
初産の方は32週位までに、経産婦さんの場合は34週位を目途に、健診時期に合わせて当院へ受診されてください。ただし気になる症状がある場合は事前に連絡をください。リスクの高い妊婦さんはお受けできません。
お電話で受診時期の確認をお願いします。紹介状は最後の健診の際にいただいてください。
帰省後もまた何度か居住先と行き来されるかたがいますが、落とし穴が
34-37週で破水や早産、胎盤剥離、妊娠高血圧症候群がおきた症例の経験もいくどかあります。ただし、前回帝王切開の方や早産の既往のある方や、35歳以上の高齢妊娠の方は余裕をもって早めの受診(32週までに)されてください。切迫早産を指摘されたを場合や羊水過多、骨盤位のかたなども同様です。
和食を多く取り入れて、ジュース・お菓子・アイスなどの間食を控えてください。貧血を十分改善しておくことが大切です。妊娠後期に鉄の需要が7倍に増えます。経産婦さんはお産の出血がおおくなりがちです。
分娩までの体重増加を適度(10-12kg内)に なるよう心掛けてください。肥満ぎみの方は7(5)kg以下へ
6. 和痛・無痛分娩 1999年~(傍頸管ブロック・陰部神経ブロック・硬膜外麻酔など)・ソフロロジー 1995年~
傍頚管ブロック(宇津式)と陰部神経ブロック 休日時間外も実施 追加料金なし。
産痛を我慢できる程度まで軽減し全開後のいきみ感も保てます。専用の神経ブロック針の使用で痛みが少ないです。傍頸管ブロックは5cm開大 陰部神経ブロックは経産婦8cm 初産の方は全開近くで実施します。
従来の海外の文献より穿刺の深さや注入量を少なめに調整することで安全性が非常に高くなりました。
効果は5分ほどで効いてきます。微弱陣痛になりにくく、進行も速まります。欠点 持続時間90分程度
欠点 陰部神経ブロックはが片効きになることがあります。いきみ感が多少鈍くなる場合があります。
陰部神経ブロックは産道の麻酔で児頭が産道を通過して陰部に挟まる際の痛みを軽減します。2000例以上実施
傍頸管ブロック 1回 1万円 1-3回 陰部神経ブロック 1回5千円 1回 稀に2回
痛み軽減補助として低用量ケタミン持続点滴やベチロルファン筋注を併用する場合もあります。
硬膜外麻酔分娩 硬膜外麻酔使用により陣痛の痛み・体の緊張がよくとれます。全例オンデマンドで実施。
平成11年より実施しており少しずつマニュアルを改良してまいりました。帝王切開含め1500例実施 院長実施
注意点として手技が困難な方(高度肥満、体位がとれない、背骨変形)片効き・麻酔禁忌 他の麻酔偶発症のリスク,微弱陣痛、弛緩出血、回旋異常の増加、尿意鈍麻,発熱などがあります。全開近くになると圧迫痛がでてきます。子宮口全開後時間を要したり吸引分娩で補助する場合が多くなります。
分娩時や分娩後の子宮破裂のサインがマスクされ、発見がおくれる可能性が報告されています。
片効きの場合の修正・入れ替えは無料です。 緊張が強いかたや、妊娠高血圧症候群の方の分娩にお勧めです。(日勤帯5万円休日時間外も実施日勤3万円加算あり。総計で5-9万かかります。)初回の効果が安定するのに15分ほど要します。少量分割法を採用し危機管理票作成 帝王切開にも全例実施しております。
麻酔は計画入院でなく陣痛開始し分娩進行に合わせ実施しています。子宮口が3-5cm開大 児頭下降後
開始。 ただ分娩が急速に進んだ場合麻酔が効くまでに全開してしまう場合があります。
進行がはやそうなかた・肥満度の高いかたはは早めに麻酔チューブ挿入をする場合があります。
計画無痛は欠点として陣痛がつかないと一時退院になるケースがあります。良い事ばかりではないです。
ソフロロジー法(薬剤を使わない自己催眠分娩法) トレーニングで7割の方に効果があります。自己催眠の原理を利用した自然の和痛法です。催眠療法は海外の一部でで手術の疼痛管理にも応用されています。
花びらがゆっくり開く、波が押し寄せる。子供の泣き声などの一定のイメージ付けと陣痛をエネルギーの波と
してとらえ、児との共同作業というポジティブな思考を潜在意識としすりこむことが大切です。意識を集中させることが大切です。 ※怖い、痛いという顕在的な既成概念をすてることから始まります。催眠イメージングにより瞑想様状態ではモルヒネの数十倍の効果のある脳内麻薬のエンドルフィンが分泌されるようです。※アフリカのある地域では陣痛がはじまると男性が泣きわめき苦しみ、女性は産小屋で平気にすごし産み落とすという話があるくらいです。
他人の怖い話などをきかないことです。実際2割位の妊婦さんは痛みも大変軽く時間が短いものです。
ソフロの効果が高い方は初産で5cm 経産で7-8cm開大で痛みを自覚されます。 それまでは、はりとしての自覚はあるが痛みとして認識しないのです。
妊娠16週位から取り組まれるのをおすすめします。34週から会陰マッサージの実施をお勧めします。
意識集中導入を学ぶためのコツを多数説明したソフロロジーファイルや院内youtube動画も利用されてください。
7.さい帯血保管サービスについて 国内最大規模の最高水準の私的臍帯血保存施設がステムセルです。
臍帯血(さいたいけつ)とは赤ちゃんと胎盤をつないでるへその緒の中にある赤ちゃんの血液のことで、その中には多くの幹細胞が存在しており、幹細胞補充は臓器の機能の再生への効果が期待されています。
臍帯血を保存しておくことで、赤ちゃんが将来遭遇するかもしれない難治性の疾患の治療に役立つかもしれません。現在臍帯血に加えて臍帯の保存(応用拡大が期待されています。)も希望者には実施されています。
現在、低酸素性脳症や脳性麻痺などによる脳の機能損傷への回復症例が報告されており日本でも治験中です。更には自閉症への治験も開始されました。 兄弟間の臍帯血幹細胞移植も実施されています。
低酸素性脳症のリスクがある例では低体温療法と臍帯血幹細胞移植の併用が実施されることがあります。
興味のある方は是非、臍帯血保管の最前を担うステムセル研究所のバナーサイトを一度ご覧ください。
公的臍帯血バンクは白血病治療に利用されていますが私的目的には利用できません。